2003年9月 海を見る旅

ふと、海を見に行きたくなった。

どこかへ行きたいという、厄介な病気である。金は掛かるし、無駄な時間を過ごしてしまうこともある。でも、旅はいい。何もかもを忘れることができる。現実 とは違う自分を見つけることができるかもしれない。

実は日本海は見たことが無い。どういうわけか機会が無かったのである。せっかくなので日本海を見に行こう。場所の選定はかなり適当だが親不知にしよう。

経路はいろいろ考えた結果、新宿から南小谷まであずさ号で行き、大糸線で糸魚川を経由し親不知に行くこととした。この経路にした理由は単純に南小谷に行っ てみたかったからである。
会社に出勤する際、新宿駅で行き先案内が目に留まるのだが、8時ちょうど発の「スーパーあずさ3号 南小谷行」がどうしても目に付いてしまうのである。是非一度乗ってみたいと思っていたが、今回その夢がかなうわけである。

9月22日

7:30 新宿に到着。平日なので相変わらずの込み様である。そんな中、自分は特急に乗るのだから非常に贅沢なことである。
とはいえ、あずさ号は八王子や甲府にも止まるため、ビジネス客も多く乗っている。自分は指定席が取れなかったため(窓側が開いていなかった)自由席に乗っ ているが、それほど混んでいるということである。が、自由席は空きがあったなぁ・・・。

8:00 新宿を出発。あずさ2号ではないが8時ちょうどである。中央線で遅れがあったようだが、特急には関係なかったようだ。

特筆することも無く、定刻の11:55に終点南小谷に到着。ここはJR東日本と西日本の境の駅である。ここから先の列車はJR西日本であり、その列車は 12:47 糸魚川行きまで無い。更に書くと、ここから糸魚川までは電化されていない。直通列車が無いのはそのためである。

しばらく駅周辺を散策することとする。どうせやることも無いし、1ヶ所にとどまっているのは苦手である。

12:40ごろ、糸魚川行きの列車が入線した。隣のスーパーあずさ(E351系)とは対照的であり、しかも1両である。電化されていないと書いたとおり気 動車である。東日本のスーパーあずさと西日本の普通列車。なんとも奇妙な組み合わせである。

12:47 定刻どおり糸魚川行きは発車した。駅から少し行ったところに実際の東と西の境界線がある。「社界」と書いてあった。

13:38、定刻どおり終点 糸魚川に到着。
糸魚川から目的地の親不知まではわずか2駅、時間にしておよそ10分の位置であるが、この駅で30分ほど待ち時間がある。

ここで食事をしようかと思ったのだが、食堂のようなものは見当たらない。駅弁がある駅ということになっているが、弁当屋は昼休みらしく閉まってる。 KIOSKはどうかというと、生わさびは売っているが弁当が売っていない。お~い(汗)

14:09 富山行き普通列車は糸魚川を出発した。

14:20 ようやく親不知に到着。半日掛かっているが、それほど苦ではなかった。駅から海を眺めることもできるが、やはり海岸に行きたいと思う。

駅から少し歩けば海岸に出られることを事前に調べてあるので、歩いてみる。10分も歩かないうちに海岸に出ることができた。

先月宗谷岬を見に行ったが、そのときは残念ながら雲が多かった。もっと前に青森から海を見たが、このときもいい天気とはいえなかった。だが、今回は快晴で ある。太平洋側は台風で大雨だったのかもしれないが、日本海側は晴れ渡っていた。

1時間半ほど海を眺め、再び列車に乗る。ここから先、どうするかは実は確定していなかったのだが、長岡在住の友人に会うことになったので、長岡まで行くこ とにする。直江津まで普通列車で行き、その後は快速を使うことにする。
直江津から北越急行に乗る経路も考えたが、時間と費用の両面でかさむので今回はやめておく。
長岡の友人が会えないと回答してきた場合はこの経路で東京に戻るつもりだった。

糸魚川から高校生が大量に乗ってきた。どうやらこの列車は学生のための列車だったようで、私みたいな人間はお門違いだったようだ。まあ、特急に乗っても時 間的には変わらないのでこの普通列車に乗るしかない。

直江津で約30分の待ち時間の後、快速「くびき野」に乗車。どうやら「ムーンライトえちご」の車両を使っているらしい。乗り心地はそれなりである。

夜、高専時代の友人と会う。ローカルネタで盛り上がり、その他のネタでも盛り上がり、懐かしい話などもして楽しんだ。

食事の後、友人の通う大学に連れて行ってもらい、更にその友人の彼女に会うこともできた。世の中不思議なこともあるな、と思った。

友人と別れた後はビジネスホテルで普通に寝た。 18:30 長岡着。

9月23日

8時過ぎ起床。もう少し早く起きようと思ったが起きれなかった。ちょっと疲れたようだ。 どういった経路で帰ろうか悩んだが、何にも思い浮かばないので普通に新幹線で帰ることにした。 ただ、単に長岡から上野まで同じ新幹線に乗るのはつまらないので途中駅で一回降りて(改札は出ない)次の新幹線で帰ることにする。

長岡から「とき」で隣の浦佐という駅まで行き、次に来る「MAXとき」に乗り換えることにした。自由席券であれば、そういったことも可能である。

予定通り浦佐でいったん下車。30分ほど駅を歩き回るが、この浦佐という駅、新幹線改札から先は売店がない。自動販売機はあったが、他には本当に何も無 かった。

10:33 MAXときに乗り上野を目指す。乗ってからわかったが、この車両(E4系)は自由席はリクライニングシートでは無い。 ちょっとがっくしである。先に調べておくんだった。

特にたいしたことも無く、乗車したMAXときは定刻どおり上野に到着した。
書くことといえば、降りようとして席を立ったら網棚に頭をぶつけたことぐらいだろう。

上野駅新幹線ホームで少し写真を撮って、その後は上野近辺を散策してから帰宅した。


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