2022年4月27日水曜日

メールをGoogle WorkspaceからMicrosoft365 Business Basicに引っ越した話(2)

Microsoft365 Business Basicに引っ越した(というよりはGoogle Workspaceを離れた)理由は前に書いたとおりですが、引っ越すに当たり事前の準備が必要です。

とりあえず自分がやったことは以下でした

  • 移行先の準備
    サブドメインでMicrosoft365を利用可能にしておく
    MXレコードもしっかり設定して、受信できるようにしましょう
    ガッツリ切り替えてしまう場合はこの対応は不要と思われる
  • 転送設定を入れる
    Google Workspace側(切り替え元)からMicrosoft365にメール転送する設定を入れる
  • データのコピー
    Google Workspace側にある古いメールデータをMicrosoft365側にコピー
    データのエクスポート/インポートができれば楽だったと思うのですが、365側はインポートができず、この方法は諦めました。。。
    両方のアカウント設定をOutlookアプリに入れて、フォルダ単位でコピーしました。。。IMAPでシコシコ動かしたので時間がかかりました(1GB程度のメールデータしかなかったのですが、それでも一晩かかりました)。
  • MXレコードの切り替え(ここが一番怖い)
    古いデータのコピーが終わったら、Microsoft365側にメインのドメイン(私の場合はサブドメインがない「tanakano.net」)の追加を行い、MXレコード、SPFDKIM設定DMARC設定追加、仕上げとしてGoogle Workspace側のMXレコード、SPF、DKIM設定等を削除すれば完了です
  • Gmailの無効化
    最後にダメ押しでGoogle Workspace側のメール(Gmail)をデータエクスポートツールで出力しました。データエクスポートが完了するとメールが届くのですが、ちゃんとMXレコードを見てくれているようでMicrosoft365側に届きました。これは意外でした。
    エクスポートしたデータのダウンロードが完了したら、管理者画面からGmailを無効化しました。
引越し作業だけを切り取るとこれで終わりですが、私の場合は以下のこともやりたかったため、追加での対応が必要でした
  • Microsoft365に移行したメールを(Google Workspaceではない)Gmailで見たい
  • (Google Workspaceではない)Gmailに他のメール(Outlook.comやyahoo.co.jp)のメールも転送して一元的に確認したい
2つ目は今回の件とは直接関係ないのですが、スマホにはGmailアプリ以外のメールアプリを入れておらず、確認するのが手間だったので一緒に対応することとしました。
これらについては次回以降書きます。

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