2011年5月29日日曜日

技研公開2011

NHK技研公開2011というイベントに行ってきました。

比較的家から近いところなので一度は行きたいと思っていました。
# 毎年忘れちゃう

今回は新聞の折り込みチラシに入っていたので、いい機会だと思い行ってみました。
個人的に気になっていたのは、通信と放送を連携云々をうたっていた「Hybridcast」なるもの。

行く前に技研のwebサイトを見ればよかったのですが。。。

説明を聞いた感じでは

  • NHKが親(管理者)となるtwitterみたいなもの同じ番組を見てる人(かつ、フォローしている人)のつぶやきが、テレビ画面に出る

  • 自分のつぶやきもテレビ画面に出る。当然、同じ番組を視聴している他の人のテレビ画面にも出る

  • テレビ画面に出るつぶやきは、放送波ではなく、インターネット経由での取得になる

  • 今、その番組を見てる人を検索できたり、番組を検索して、テレビのチャンネルを変えたりできる

  • それらの操作を、iPad等で行える。多分ケータイも使える


twitterにハッシュタグをつければ、大体似た様なことが(と、書いてはいけないのだろう)

で、ここからが問題

  • つぶやいたメッセージはNHKに蓄積される
    (番組への意見として反映することも想定はしている)

  • 視聴者やNHKが望まないキーワード(放送禁止用語等)が
    つぶやかれたとしても、そのまま出力される

  • キーワードフィルタ等は、検討されていない


望まないキーワードについては問題ではないのか?と、説明員に聞いたところ

「確かにそういうことはあると思う。しかし、自分たちは考えるだけ。その辺のことはわからない」

「NHKという名を冠する以上、何かあったら問題になるのでは?」とも言ったのですが、
「そんなこと知らん」と。
つまり「自分たちの知ったところではない」と断言したということです。

もうね、なんというかね。
何言っても無駄だと思ったので、これ以上は何も言わないで帰ってきました。

はっきり書こうか
もうやめたほうがいいよ。

アイデアは悪くないと思うし、放送と通信の連携という意味でも正しいけど、問題が起きてからでは遅いよ。

研究者は研究だけをやっていればいいという時代は、とっくに過ぎてると思う。
研究だけをやっていればいいと思っている研究者に、未来はないと思う。

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